21:病状が悪化
ずっと安定していた犬が急に弱って来ました。
この頃は、上の子が亡くなってから飲んでいた「精神安定剤」も不要になっていました。
近所の動物病院に預けられても、先生やシャンプーをしてもらうお姉さん達も、みんな顔見知りだし、「待っていれば、必ずママは迎えに来てくれる」と、確信を持ったようです。
ゆっくり楽しい散歩をしながら病院まで連れて行きます。
それが最近、時々ふらついて、散歩でも一旦止まると、次の足が出せなくなりました。
ずっと下痢が続き、目の力がありません。
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しかし頭はクリアで、言いつけはよく守りますし、聞き分けもよく、本当に老犬は愛おしいです。
「交渉」は相変わらず苦手で、私達の前に来て、トントンと膝を叩き、じっと顔を見つめるだけです。
私達が「あーなの?」「こーなの?」と色々さぐり、もし合っていると尻尾を振ります。
こんな、つたない方法しか出来なかった子です。
薬膳教室は月に一回なので、それ以外のレッスンは控え、この子ともっと一緒にいたいと思いました。
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そして、2016年 初夏
私達が帰るまで待って、15歳で旅立ちました。
本当に、本当に、可愛い子でした。
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