初めての中華せいろ「使い方・注意点・お手入れ等」について
今回は中華せいろの「使い方・注意点」と「お手入れ・置き場所」です。
使い方なんて・・・お鍋に乗せるだけでしょ、っと思った方、その通りです!
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もし、せいろを直接お鍋に乗せたい場合は、せいろの大きさによってお鍋の大きさも変えなければなりません。
大は小を兼ねません!
お鍋が大きければ、せいろが落っこちます。
お鍋が小さければ、せいろが燃えます🔥
お鍋の淵にせいろがピッタリ乗った~! → いつ傾くか分からないため、ずーと見張ってます。
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.でも、蒸し板を使うと、ぐっと幅が広がります。
家庭ではせいろを何個も持っている方は少ないかもしれませんが。
蒸し板はお鍋が小さくても大丈夫、一枚もっていると便利です。
問題はサイズですね。
我が家の蒸し板で説明いたします。
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大切なのは赤字の内径です。
ここにせいろが乗ります。
蒸し板があるとせいろより小さいお鍋でもOKです。
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しかし、注意点が2つ ‼
1:取っ手(下の矢印)が板にぶつかるお鍋は使用できない
2:お鍋が小さいと、せいろが焦げる
・・(いつも強火で蒸すため、炎が鍋底から出てしまう。その結果ステンレスを熱し、せいろが焦げる。更に高温になった蒸し板は大変危険!)
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上記は18cmのお鍋に、外径31.5cmの蒸し板、約26cm弱のせいろを乗せたものです。
お鍋から大きく蒸し板がはみ出ています。
ですから強火で8分蒸した結果、蒸し板が高温になり、せいろが焦げてしまいました。
下から蒸気が上がるので、焦げた部分が流れてこんなに汚くなります。
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やはり31.5cmの蒸し板には、22cm以上のお鍋を用意しないと心配ですね。
せいろを小さくしても関係ありません。
蒸し板が熱せられて、せいろを焦がすのですから。
.下記が22cmのお鍋です。
安定してますし、強火にしても大丈夫、蒸気も大量に勢いよく出ます。
フライパンでもOKですが、高さがないと蒸発がとても速いですね。
ずっと強火で蒸すはずが、途中でお湯がなくなりそうだ~!っと言ってお水を足したら大変 ‼
.追記:強火とは、お湯がぶくぶくと沸騰した状態を保てる火加減です。
しかし、物凄くぶくぶくさせる必要はありません。
火がお鍋の底からはみ出ない程度で十分。
いくらやっても100℃以上になりませんものね。.
..<使い方:注意点>
・使う前に、必ずせいろを濡らす(匂いも汚れも付きにくい)
・お湯(水)は多めに入れておく(ずっと強火なので、結構早く蒸発する)
・強火で最後まで蒸す(安定して高温を保つため。中華せいろは蓋が編んであり、蒸気が抜けるように作られているため熱がこもらない。しかし、火はお鍋の底からはみ出ないようにする事! 焦げます ‼
・蒸してる途中では、なるべく蓋を開けない(温度が下がってしまう)
・途中で蓋を開ける時は、のぞき込まない(目や顔をやけどしてしまう恐れあり)
・必ず火を止めてから、せいろを鍋から下ろす(せいろの下の沸騰しているお湯で、腕をやけどする恐れあり)
・せいろ(胴体)を素手で触らない(とても高温で、素手で触れる熱さではない)
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「そんな事やらないわよ~・・・」と思った方、これが意外と。
私は今だにやります ⤵
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余談ですが、お湯を沸かず時は蓋をすると便利です。
早く湧きますし、蒸し上がった後もすぐ蓋をすれば余分な湿気が出なくて済みます。
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<お手入れ:置き場所>
・基本洗わない(蒸気が通り抜けただけ。気になる時は、固く絞った布で拭くだけで良い)
・汚れたら、すぐたわしなどで洗い落とす(汁がこぼれたり、お饅頭の皮がくっついた時、放っておくとなかなか落ちない)
・油汚れは中性洗剤で洗い、良くすすぐ(匂いが付くそうだ)
・せいろをどっぷり水につけない(芯まで濡れると想像以上に乾かない! カビの原因になる)
・使用後は日陰の風通しのよい所で、よ~く乾かす(日向に干すと、木が反る事がある。反るとのりが剥がれやすい)
・ビニール袋に入れてしまわない(カビの原因になる)
・手の届かない所にしまい込まない(二度と使わない可能性大)
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.「しまい込まない・・・って、じゃ、あんな大きな物どうすりゃいいのよ!」っと言われそうですね。
すぐ出せる所に、ビニールに包まず置いておく。
むき出しが嫌な場合はふきんを被せて置く。
磁石や吸盤のS字やL字フックに引っ掛けて、冷蔵庫の横・壁に。
又は電子レンジ・冷蔵庫の上などに乗せて置く。
出しっぱなしにできると、自然乾燥もできて尚良いんですが。
お鍋やフライパンなどと同じ調理器具として扱えば、電子レンジが苦手な「ふわっと・しっとり」の分野で活躍しますよ。
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「そんな事言ったって、滅多に使わず邪魔になるだけよ、きっと!
で、結局しまい込んで忘れるのよねぇ・・・」
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その意見 否定しません。
私がず~とそうでしたから・・・ (-“-)
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