8:上の娘(犬)が倒れた
我が家には1歳違いのメスのボーダーコリーが2頭います。
血縁関係はありません
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下の子はいつもチョットだけ後ろにいます。お姉ちゃんを立ててる? いいえ、真似をするためです
まったく性格が違い、上の子がすべての「交渉事」又は「判断」をし、下の子が真似をする…というパターンでした。
例えは、パパとママがお使いから帰って来た。
大好きな魚「ヒメダラ」が袋に入っている事を確認する。
上の子は「おやつ」をもらう交渉にやって来る
まず、お願いしてみる
膝をトントン クゥ~ン と可愛い声
次、ちょっとした芸をやってみる
次、お手伝いをする
小さなゴミ拾って何度も持ってくる
(ゴミが落ちてなければ、ゴミ箱の中から持ってくる)
次、難しい芸をやってみる
ドアを自分で開けて、閉める/8の字回りをする/ママの膝に顎をのせ「目をつぶる」…..etc
(目を閉じて、と言われて閉じるのはとても難しい:なかなか出来なかった)
次、●×◎△※◆… 「お願いだからちょうだい!」と言う
そして交渉成立し、「魚」の袋を開けたところで、下の子が登場
2頭並んでおやつをもらう
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ハイ、くわえて~ 待て! (下の子:ビシッ! 微動だにしない / 上の子:エーッ またぁ~)
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下の子は、このお姉ちゃんにすべてを委ねていれば、上手く行く事を知っています。
そんな「道しるべ」のような大切なお姉ちゃんが、ある朝突然倒れました。
肝臓癌でした。
癌が栄養を取ってしまい、ひどい貧血になったそうです。
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素晴らしい身体能力の犬でした。
犬である事が惜しいほど賢い子でした。
この子のおかげで、未熟な飼い主にもかかわらず、「ボーダーコリー」の持つ素晴らしい能力を実感でき、夢のような楽しい日々を過ごすことができました。
そして2014年、春、
14歳で旅立ちました。
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この後、下の子は、悲しくて、寂しくて、どうしていいか分からなくて、一人でお留守番が怖くって……….
1年近く精神を病み、病院通いをします。
私が出かける時は、動物病院へ預けて一人にぽっちにさせないようにしました。
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(何もこんなにカットしなくたって・・・ボーダーコリー、そうコリーなんだから! って、私が頼んだくせに)
しかし、こちらを見つめる目が不安でいっぱいです。
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